KEQ-1000
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高音質イコライザアンプ

KEQ-1000



 26年間、美しく伸びやかな音質が非常に気に入り、オリジナルプリアンプを使い続けてきました。 そのアンプを、MCカートリッジ専用イコライザアンプとして独立させ、2011年現在で入手可能な部品 で組みなおしました。KAR-1000と組み合わせることを前提にしますが、もちろん単独でも使用可能です。
 美しく伸びやかな高音、パンチのある低音、ワイドレンジ低歪な高音質再生を目指します。

乞うご期待!!!

    


製作記事

コンセプト システム構成 EQアンプ Flatアンプ 電源回路 製作 試聴

コンセプト

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 久しぶりにアナログレコードを聞いてみたのですが、改めて音のよさに驚き、ステファングラッペリ、 オイゲンキケロ、ラベック姉妹、ビルエバンス等次々に聞いてしまいました(節操のない選曲ですが)。 確かにアナログレコードの音はすばらしい。繊細かつシャープなシンバル、アタック感のあるベードラ、 各楽器がくっきりと浮かぶ定位感等とても一時代前の音とは思えません。

 しかし、時代はデジタルです。メインの音源はやはりCDやSA-CD、High Rate Samplingのデジタル音源等 です。また、レコードプレーヤとイコライザアンプとの距離は短い方が音質的に有利です。そこで、 高音質イコライザアンプを独立させることにしました。

 アナログプレーヤはオリジナルのKAR-1000と組み合わせることを前提にします。(もちろん単独の イコライザアンプとしても問題なく使用できます。)アンプの形式はNFB型で半導体増幅回路による MC専用イコライザアンプとなります。ただし、高価な部品をふんだん使った高価格アンプになって しまっては芸がありません。また、長く使い続けるにはデザインも非常に重要です。
 そこで、以下のようなコンセプトで今回のイコライザアンプを設計します。

    KAR-EQ1の基本コンセプト
  1. アナログレコードの音のよさをもれなく引き出す高音質を実現すること。
  2. KAR-1000と統一された高品質なデザインとすること。
  3. 超高価な部品はできるだけ避けること。
  4. MCカートリッジに対応できること(MC専用)。
  5. 高音質ADコンバータを追加できる構造とすること。


システム構成

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【全体構成】
 イコライザアンプの全体構成は、電源部、イコライザアンプ部、フラットアンプ部の3部構成と 非常にシンプルな通常のプリアンプ構成となります。CDは約2Vrmsとかなり高出力なので、 イコライザアンプ、フラットアンプの2つのアンプで増幅し、CDと同程度の出力を確保します。
 また、アンプ基板を交換することにより、金田式、窪田式、CR型等様々な形式のアンプを試す ことができる構造とします。
【電源部】
 電源部は、イコライザアンプ、フラットアンプ合わせた約0.2Aに加えて、後付けするADコンバータの 電源としても使用できるように、0.5Aの容量を確保します。もちろんスイッチング電源はご法度で、 ドロップアウト型の安定化電源です。
【Mute SW その他】
 フロントパネルにはMute SW を設け、針の載せたりはずしたりする時の「プッ」音を 抑制することができるようにします。
 100V系については、ターンテーブルの電源も合わせてON/OFFできるように、Switched の100V 出力を設けます。

 以上のような構成によるブロック構成を図1に示します。


イコライザアンプ

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 本機のイコライザ回路を図1に示します。この回路は、1984年頃に黒田徹氏が当時のラジオ技術に 載せた、超高性能プリアンプの製作記事の回路をベースに若干の変更を加えたものとなっています。 この回路は、イコライザアンプとして非常に優秀で、超ワイドレンジで歪感のない音質です。 この音質に満足して26年間使用してきました。
 全体として3段構成のアンプとなっており、オーバーオールでNFBをかけています。初段は2SJ74/2SK170に よるダーリントン構成に近いアンプ、2段目はオペアンプによる増幅、最終段は2SJ74/2SK170による アンプとなっております。もともとのアンプは初段の入力に使用しているFETのみ2SJ72/2SK147を 使用していました。このFETは40程度の高gm(順方向アドミッタンス)ですが、2SJ74/2SK170のgmは22程度です。 ただし、イコライザアンプ全体のゲインはNFBで規定されており、十分な特性が得られると考えられます。 RIAA特性は図2のようになります。

 まず、MCカートリッジの出力をQ1〜Q4の増幅回路でオペアンプU1に入力できるように増幅します。 MCカートリッジの出力は、だいたい0.3mV程度から0.5mV程度、2SJ74/2SK170の順方向アドミッタンスは 22程度ですから、初段Q1, Q2で 0.3×22 = 6.6mA程度の振幅になります。これに220Ωの抵抗負荷が あるので、Q2のドレインで6.6mA×220Ω =

図2:イコライザアンプ

フラットアンプ

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電源回路

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シャシー設計

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 シャシーはアルミシャシーに、木製カバーの構成です。木製のカバーは内側に銅板を 貼り付け、高いシールド効果を保持します。

製作

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試聴・動作確認

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