PCケース

KPC-3

　使いやすさを追求したPCケースです。デスクトップのPCで使いやすいものはまず見たことがありません。モニター一体型はCD等のメディアが横出しとなっており、 PCの隣に物を置くことができません。別体方や組み立て型のPCはモニターの横に置く形式がほとんどで、これは無駄なスペースを必要とします。
　無駄なスペースを廃し、使いやすさを追求したのがKPC-002ですが、電源系が専用であり、まだ改良の余地がありました。そこで、今回、KPC-002をさらに改良し、市販の電源ユニットを装着できる、使いやすさを追求したPCケースを製作しました。

　　【開発ブログ】

概要

　デスクトップパソコンというと、なかなか使いやすいものがありません。
　モニター一体型は、CDやUSBポートが横出しになっているので、横に何も置けません。さらに基本的にハードディスクの増設やDVDドライブ等の交換ができないので、 USB接続等で増設することになり、周辺機器がバラバラに置かれることになってしまいます。　別体方は、単純な箱型が多く、奥行きがあるため、液晶モニターの薄型の意味が薄れてしまいます。また、周辺機器の交換や増設は本体の箱を引き出し、PCケースと格闘することになります。
　そこで、周辺機器の増設がしやすく、薄型でありながら、DVDドライブ等は前面で操作できるPCケースを製作しました。DVDドライブ等をBlueRayに交換する時も、本体は動かさずにできます。パネルはステンレス（ヘアライン）とアクリル板を使用しています。さらに、小物入れがあり、なくしてしまいがちなSDカードやUSBメモリを収納できます。別体型では後ろに回ってしまうPCのI/Oを横出しにしているので、様々な接続も本体を動かさずにできます。この横出しは本体側に引っ込んでいるので、本体の横にも様々な物を置けます。
　搭載可能なマザーボードのフォームファクタはマイクロATXですが、内部の若干のサイズ変更でATXにも対応できます（本体の大きさは変わりません）。ハードディスクは基本的に2台収納ですが、取付金具を変更すれば4台まで可能です。ドライブは3.5インチ、 5インチ各1台ずつですが、小物入れを変更することにより、5インチドライブを2台とすることもできます。
　さらに、前面にPCと連動する100Vコンセントを設けてあるので、モニターの電源を PCのON/OFFと連動させることができます。
　両サイドは木材を使用し、デザインも普通のPCとは一線を画す仕上がりとなっています。非常に使い勝手の良いPCケースです。